地中海性気候の都市と西岸海洋性気候の都市をまとめてみた話1
こんにちは、タイタイです。
雨温図も随分読めるようになってきたのですが、地中海性気候と西岸海洋性気候で悩むことに気づきました。
「この場所って地中海じゃないじゃん」「この場所で…西岸って無理があるのでは」などという邪念が浮かぶのです。そこで、確認がてら2つの気候を比べてみました。では、どうぞ。
西岸海洋性気候の特徴
西岸海洋性気候は、ケッペンの区分で言うところのCfb。偏西風がキモと言われても、正直「いみわかんない」。
けれど、覚えねばならない。よーしがんばるぞ。
偏西風は季節によって風向きが変わることなく、常に西から東に向かって風が吹いています。そのため、降水量もほぼ一定。たんたんとしてるのが西岸海洋性気候!
西岸海洋性気候が多くみられるのはヨーロッパ地域です。その他は、もう覚えちゃう。
マダガスカルの一部
チリの左下の部分
南アフリカ共和国のドラケンスバーグ山脈の右側
オーストラリアの南東部分
あとは画像で無理やり覚え込むぞぅ。
西岸海洋性気候の都市例
①ロンドン
ロンドンは西岸海洋性気候(Cfb)の代表例です。いつも曇っていてぐずぐず天気ってイメージがあるけれど、偏西風のお陰で年間の降水量は一定です。じめっているわけでもない。
NYは温暖湿潤気候(Cfa)で、ロンドンより年間降水量が多くなっています。
ニュージランドも西岸海洋性気候と考えてしまって良さそう。首都のウェリントンは西岸海洋性気候です。南半球なので夏に気温が下がる雨温図になります。
一年の気温差が8〜9度と少なく、過ごしやすい場所です。また、牧草も育ちやすく、農業と牧畜を合わせた混合農業も盛んです。フランスやイギリス、ニュージーランドは、牧場や草、農業、牛のイメージがあります。よくよく考えたら西岸海洋性気候じゃん。なーるほど。
③プラハ(チェコ)
海に近い場所=西岸海洋性気候ではないのです。ややこしいですが。その他、ベルリンやパリ、チューリッヒ、ソフィアなどのヨーロッパ都市も西岸海洋性気候です。
ストックホルム(スウェーデン)、ダブリン(アイルランド)も西岸海洋性気候です。
④バンクーバー(カナダ)
カナダ西岸部も西岸海洋性気候が見られます。
カナダ西部で有名なバンクーバーも西岸海洋性気候です。緯度的に亜寒帯なのかな?と思ってしまいますが、そんなことはなかったのです。
落葉樹林が生えている
西岸海洋性気候でみられる植物の特徴の1つは落葉広葉樹林です。たとえばブナやナラとか。土は褐色森林土です。
ブナ。ブナ?
ブナといえば、ロベルト・シューマンの「流浪の民」ですよね。ぶな〜の森ぃの葉隠に〜♪って歌ったでしょ?シューマンはザクセン王国(今で言うドイツのドレスデンあたり)出身。ドレスデンの雨温図を調べてみたら西岸海洋性気候でした。うは、名曲にも西洋海岸聖気候が紛れ込んでましたよ。これも一緒に覚えてしまおう。
西岸海洋性気候の特徴としては、気候が涼しいヨーロッパが中心ってことですね。テンションが低くめで落ち着いているイメージです。
さて、今日は「コーヒー」についてのブログでした。少しでも皆様の頭に入りますように。画像で覚えましょう!