太太の世界なぞなぞブログ

世界地理を勉強中。「はて?」と感じたことをブログで綴ってます。

キリスト教(カトリック・プロテスタント)にからんだ世界遺産の話

f:id:taitai39:20180722083038j:plain


こんにちは、太太です。

なんだか色々不安になってきたので世界遺産検定2級公認テキスト300」を購入しました。地理の勉強って世界遺産必要?うーん、わかんないけど買っちゃった。2,000円でした。

 

今日はキリスト教に絡んだ世界遺産の話を勉強します。

 

①ヴァチカン市国はカトリックの総本山(バチカン市国

f:id:taitai39:20191101101046j:plain

聖ピエトロ大聖堂

ヴァチカン市国は、1984年に文化遺産に登録されました。はじめの年じゃないのが意外ですが、世の中キリスト教徒だけでまわっているわけではないため、少したってからという感じだったのかしら?国全体が世界遺産認定されている珍しい例です。

 

ヴァチカン市国にある聖ピエトロ大聖堂は、キリスト最初のお弟子さんペテロのお墓です。聖ペテロは初代ローマ教皇なんですよ。知ってました?たいたい忘れてました。

 

今の聖ピエトロ大聖堂は2代目であり、1626年に完成しました。設計にはミケランジェロが絡んでおり、芸術家魂がひしひしと感じられる建物になっています。システィーナ礼拝堂の「最後の審判」、キリストを抱くマリア「ピエタ像」は必見です。聖堂を守る衛兵のお洋服もミケランジェロがデザインしました。

 

なお、聖ピエトロ大聖堂のお隣にはバチカン宮殿があります。ここでローマ法王は暮らしています。

 

②イエス誕生の地 ベツレヘムの聖誕生教会と巡礼路(パレスチナ自治区

2012年、文化遺産登録と同時に危機遺産リストになったのは、エス誕生の地 ベツレヘムの聖誕生教会と巡礼路(パレスチナ自治区です。

 

聖誕生教会は、イエス・キリストが生まれたとされる洞窟の上に建てられた教会です。6世紀に火災で消失し、現在は再建されていますが、漏水による建物劣化などのため緊急保護が必要になりました。クリスマスになると大勢の観光客が訪れます。

 

③ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」(ミラノ)

f:id:taitai39:20191101105530j:plain

サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院

サンタマリアデッレグラーツィエ修道院は、イタリアミラノにあります。1980年に文化遺産登録されました。

 

この修道院は、15世紀半ばに建てられたドミニコ会のものですドミニコ会は、1206年に聖ドミニコによって設立され、1216年にローマ教皇ホリノウス3世に許可された香取区系修道会です。正式名称は説教者修道会らしいです。こええ。

 

日本でドミニコ会に関連するのは、愛光学園聖カタリナ学園聖ドミニコ学園、正ドミニコ学院などの学校です。

 

 レオナルド・ダ・ヴィンチは、修道院の食堂の壁に「最後の晩餐」を描きました。

 

モンサンミシェルとその湾(フランス)

f:id:taitai39:20191101110744j:plain

モンサンミシェル

モンサンミシェル(フランス 文化遺産)は1979年に登録された世界遺産で、フランスの北西部・モンサンミシェル湾にある島です。

 

大天使ミカエルを祀るベネディクト会修道院が有名です。潮の満ち引きで島が完全に孤立する風景がみられます。

 

⑤ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会(ポーランド

f:id:taitai39:20191102094827j:plain

シフィドニツァ

ポーランド南西部に位置するシレンジア地方は、ハプスブルグ家の支配下にあった土地です。

 

ハプスブルグ家はカトリックを信仰していましたが、ヤヴォルとシフィドニツァにはプロテスタントの教会が 許可されました。

 

シフィドニツァの木造建築教会はヨーロッパ最大規模です。内部の装飾はとてもかわいらしく、乙女心を掴むこと間違いなし。木造で造られているのは、砦として使われることがないようにとのこと。なるほどー。名前も平和教ですしね。世界遺産には2001年に登録されました。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

f:id:taitai39:20191102095851j:plain

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂

キリスト教カトリックの聖地といえば、エルサレムとヴァチカン、そしてサンティアゴ・デ・コンポステーラです。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン 文化遺産)は、1985年に世界遺産に登録されました。この地は、キリスト12使徒ヤコブゆかりの街であり、旧市街には大聖堂や旧王立施療院などが残っています。

 

ヤコブの霊廟を詣でると「すべての罪が許される」らしい。タイタイ行きたくなってきました(キリスト教徒じゃないけどさ)。

 

大聖堂にある主祭壇は17世紀にチェリゲラ様式で造られています。豪華で繊細な総力が施されており、スペイン独自のバロック様式が垣間見られます。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラの順回路 カミノフランセスとスペイン北部の道

f:id:taitai39:20191022174023j:plain

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道

1993年に文化遺産登録されたサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路:カミノフランセスとスペイン北部の道は、 珍しい「道の遺産」です。

 

ピレネー山脈からサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう道には、1,800ものロマネスク様式の修道院や聖堂が含まれています

 

日本で言うお遍路さんですね。ヤコブを表すものとしてホタテのマークが街道に記されています。

 

⑧フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの順回路(フランス)

f:id:taitai39:20191102102040j:plain

サンセルナン教会(トゥールーズ

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの道は1つだけじゃない。

 

1998年には、フランスからサンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く「トゥールの道」「リモージュの道」「ル・ピュイの道」「トゥールーズの道」4つが世界遺産登録されました。

 

その街道にある聖堂や教会なども世界遺産になっています。写真は、トゥールーズにあるサンセルナン教会です。
 

 

と、このように、カトリック世界遺産が結構多いんですね。 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村