世界のケンカ&民族宗教紛争についてまとめてみた話
こんにちは、太太です。
世界の民族紛争ってよくわかんないですよね。カタカナばっかりなので頭がちんぷんかんぷんになります。1つ1つじっくりまとめてみました。ついでに、覚えやすい順に。では、どうぞ。
①ケベック州独立運動問題(カナダ)
カナダの東部に位置するケベック州は、住民の8割がフランス系であり、カナダから独立を求めています。
ケベック州の州都はモントリオール(州全体の人口は829万人で、そのうち半数がモントリオールに住んでいる)。公用語もフランス語です。
②カタルーニャとバスク2つの独立問題(スペイン)
ガウディ作『サクラダファミリア』のあるカタルーニャ州も独立運動が起こっています。カタルーニャ州はスペイン東部に位置し、バルセロナが有名な都市です。
また、スペインでは、バスク地方でも独立の動きが起こっています。バスク地方は、ピレネー山脈の西部あたり。ビルバオが有名な都市です。
③宗教対立民族紛争(スリランカ)
茶の国スリランカでは、宗教対立が起こっています。
スリランカの人の7割は上座仏教を信仰する人たちで、彼らはシンハラ人と呼ばれます。一方、ヒンドゥー教を信仰する人は1割弱、彼らはタミル人と呼ばれます。
スリランカ系タミル人は島の北部と南東部に、インド系タミル人は島中央部に暮らしています。
④キプロス問題(キプロス)
キプロス共和国では、北部はトルコ系住民(イスラム教)が、南部にはギリシャ系住民(ギリシャ正教)がすみ、両者で対立しています。
南部のギリシャ系キプロスはEUに加盟、北部はトルコ軍が駐留し、トルコのみ「北キプロストルコ共和国」と承認している状態です。北と南では南のほうが栄えています。
⑤ミンダナオ独立運動(フィリピン)
ミンダナオ島はルソン島に続いてフィリピンで2番めに大きい島です。
ミンダナオ島に住むイスラム教モロ人たちは2022年にフィリピンから独立、イスラム自治政府が誕生する予定です。
⑥ルワンダ内戦(ルワンダ)
1994年に起こったツチ族とフツ族の争いにより、少数派のフツ族が大量虐殺されました。その報復を恐れたツチ族は周辺諸国に逃げ、難民問題になりました。
内戦中に海外へ逃げたフツ族は、海外の技術や知識を得、ルワンダに帰国。すずやタングステンなどの資源開発に力を入れ、国を立て直しています。いじめられっ子が国を救う。それは「アフリカの奇跡」と呼ばれています。
⑦ビアフラ紛争(ナイジェリア)
ナイジェリア南東部に住む少数民族イボ族が油田発掘して財をなし、独立を企てたことから国内紛争に発展しました。その結果、北部のハウサ族やフラニ族、ヨルバ族による攻撃により、イボ族は大量の死者と難民を生み出しました。
1991年、内戦を教訓にしたナイジェリアは、首都を民族闘争が少ないアブジャへ移動しました。
⑧ベルギー言語問題(ベルギー)
ベルギーでは国を南北にわける言語境界線がひかれており、北部はオランダ語(約60%)を、南部はフランス語(約30%)を話します。一部、ドイツ語を話す地域も東部に存在します(複雑じゃー)。
首都ブリュッセルの含まれる地域はオランダ語圏ではありますが、住民の8割はフランス系のため、フランス語が公用語になっています。これまた複雑。
北部と南部では言葉も教育システム、政治も分断しており、国民自体が「別国家じゃね?」という意識が働いているのです。うううむ、これってやばいくらい複雑ですね。特にブリュッセルかわいそう。
宗教と民族はケンカになりがちだね。みんななかよくしましょう。